しろいゆき
12がつ30にち
一年のたった2日を残して
この世界へきたきみ
てひょんくん、お誕生日おめでとう
私の人生に登場してくれて
私の世界を明るくしてくれて
本当にありがとうね
会いたい
なんて届きも叶いもしない願いを
今日もふと
楽しいことはあった?
たくさん笑ってる?
てひょんの今年は、どんなものだった?
世界が止まった春
何もせず気づいたら夏が過ぎ
冬になっていた
ずっと前から計画してきたツアーの延期、中止は
待っている私たちよりも本人の方が
何倍も何百倍も、きっと、辛かった
夢が現実で、この現実が夢であればいい
と思うけれど、そんなことはなくて
5月に7人で行った森で
『自分は愛されているのか分からない』
と友達のような弟に打ち明けたてひょん
この状況に本当に悩まされて、アイドルであることの価値を見いだせなくなってしまっていたのでは無いだろうか
きっと辛いときはメンバーが側にいて
寄り添ってくれたんだろうとは感じたものの
私は
こんなに好きで毎日あなたを考えてると言うのに、会う機会がないとここまで伝わらないんだと改めて気づき
アイドルとファンという現実に辛くなってしまった
でも、こんな状況でもたくさんの賞を取った"BTS"は
コメントをする度必ず
『ARMYありがとう』と言ってくれた
わたしたちの好きや愛しているは関係なく7人の努力による賞であっても毎回『ありがとう』を伝えてくれた
そのおかげで、好きをやめることはなかった
転校してきたジミンが学校で過ごしやすくなったのも
控えめ照れ屋だったジョングクがここまで自信を持って表に立てるようになったのも
紛れもなくてひょんの存在があったからだ
幼い頃自分を陥れた相手とコーヒーを飲めるくらいに
ぶつからず相手の意見を素直に聞けるようになったように
てひょんは、ずっと前から、もう大人だね
いつの間にか 防彈少年團 ではなくて BTS になってしまったけれど
大人の世界を誰より知っているけれど
染まらず、そのままの綺麗で純粋なあなたでいてほしい
目を細めて、口を四角く開けて、嬉しそうに笑うきみ
よつ葉のクローバーを真剣に探すきみ
メンバーの肩に甘えるように凭れるきみ
晴れた日にはおばあちゃんと柚子片手に日の出を待った日を思い出し、雨の日には映画の主役に憧れて雨にあたりたくなる
なんて、かわいらしいことをつぶやく
ずっと、そのままの愛らしい優しいてひょんでいてね
10月 自らARMYの声を聞くことを希望し、直接では無いものの久しぶりにそれが実現した場で
涙が零れないよう斜め上をちょっぴり寂しそうに、
だけど、愛おしそうに見上げていたね
毎日、たくさんの時間をかけてたくさんの愛を伝えてくれてありがとう
私の見るもの、聞くもの、感じるもの全てに動機を与えてくれてありがとう
ああ、一度も会わないまま、一年が終わってしまうみたいだ
25歳のてひょんに、一分、いや、一秒でもいいから会いたかった
25歳のてひょんに、世界中の愛をもっともっと感じて欲しかった
この一年、悲しみも虚しさも募るばかりだったけれど
会えない分、あなたの言葉を信じて、あなたが伝えてくれるものひとつひとつを零さぬようそっと拾って
できるだけ、近づけるように、生きてきた
てひょんも
本来なら持つ必要がなかった悩みを
沢山持っただろうし
眠れない夜が、何度もあったと思う
どうか、25歳の日々を思い出したとき
辛いものでいっぱいだったとなりませんように
自分が嫌いで、他人が怖かった私に
自分の愛し方を教えてくれたひと
居場所を作ってくれたひと
それが、7人だし
おとなに近づくにつれて自分を恥じて
泣くことも怒ることも
人に思いを伝えることさえ忘れかけていた私に
愛を通して教えてくれたひと
それが、きみだ
真夏に現れたふゆのくまを感じながら
今年も寒い冬を乗り切ろうと思っていたところに
突然、たくさんのゆきのはなが降った
私は天使にはなれないようだから
あなたを包んで
ため息を拾って
助けることは叶わないけれど
どうか、白い花になって、この思いが届くといい
あなたの周りにはいつも大勢の人がいて
辛い瞬間を一人で過ごすことがありませんように
あの辛い夜を、笑って伝えられる日が1日でも早く来ますように
眠れない夜はいつでもARMYとあなた達だけの空間に顔を出して溢れる愛を感じてね
世界中の幸せが
できるだけ多くの幸せが
てひょんに届いて
今日は世界の誰より幸せでいて欲しい
きみが言うように
一生、あなたと白い雪を迎えたい
防彈少年團になることを選んで
ここまでVとして生きてきてくれて本当にありがとう
だいすきだよ、てひょん
ふかふかのベッドで、ふわふわのわんちゃんと一緒に、素敵な夢を見てね
よく眠れますように